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  • 【介護現場DX】管理者の一言から24時間で完成。AIと作った「デジタル予定掲示板」の開発記録

    いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
    川崎のグループホームでサブリーダーを務めています、21歳大学生の「きっくん」です。


    前回の記事では、自分への投資としてMacBook Air M5を「ケジメ」で購入したお話をさせていただきました。今回は、その相棒と最新AI(Gemini)をフル活用して、職場の課題を爆速で解決したエピソードをお届けします。

      開発のきっかけ:現場で起きた「ヒヤリハット」
    実は今週の木曜日、私の職場で一つのミスが起きてしまいました。
    本来、その日はある利用者様の「通院」が予定されていたのですが、スタッフ間の情報共有が上手くいかず、誤って普段通りの「生活介護(日中活動)」に送り出してしまうという事態が発生したのです。
    社内の掲示板には、確かにその予定が記載されていました。
    しかし、「掲示板に書いてあること」と「スタッフ全員がそれを正しく認識していること」の間には大きな壁がある
    という現実を突きつけられました。
    慌ただしい業務の中で、掲示板を隅々までチェックし、すべての予定を記憶に頼って管理するのは限界があります。

    管理者とも「早急な対策が必要だね」という話になり、「目立つ場所に、嫌でも目に入るようなデジタル掲示板があればいいのに……」という切実な願いがこぼれました。
     「あったらいいな」を、24時間以内に形にする
    管理者と話し合ったのが、つい昨日のこと。「掲示板があればいいな」で終わらせて、また同じミスを待つのはサブリーダーとして失格だと思いました。
    「よし、僕が作ってみます」
    そう決意し、夜勤明けの時間を使い、MacBookとAIを武器に開発をスタートさせました。


    今回構築したのは、「スマホから入力すれば、ホールのモニター(iPad等)に今日と明日の予定が自動で反映されるシステム」です。

     5時間の格闘を超えて、掴んだ「AIとの共創」のコツ
    以前、在庫管理ツールを作った時は、プログラムの知識がなさすぎて5時間もエラーに翻弄されました。しかし、今回は「AIをどう使いこなすべきか」のコツが少しずつ見えてきました。
    AIに対して、単に「コードを書いて」と頼むのではありません。

    • 「木曜日のようなミスを二度と起こさないよう、通院や重要な予定は一目でわかる色にしたい」
    • 「今日だけではなく、明日の予定も並べて表示して、前もって心の準備ができるようにしたい」
      といった、「現場の悩み」を具体的にAIに翻訳して伝えることで、強力な協力体制を築くことができました。
       襲いかかるエラーと、漢字に込めた想い
      開発中、日付がなぜか「1899年12月30日」になってしまうバグや、画面サイズ取得のエラーなど、いくつもの壁にぶつかりました。

    一瞬足が止まりかけましたが、「絶対に完成させる」という執念でAIと対話を続け、なんとか克服することができました。
    特にこだわったのは、利用者様のお名前を「漢字」で正しく表示することです。
    これまでは効率を優先してカタカナで入力することもありましたが、正しい漢字でお名前を表示することは、ご本人やご家族への敬意、そして丁寧なケアの第一歩だと考え、自動変換の辞書機能も実装しました。


     今後の展望:さらなる進化へ
    完成したシステムは、明日、出勤した際に管理者にプロトタイプを見てもらう予定です。
    また、このシステムはまだ「ベータ版」だと思っています。
    今後は、スライドの右半分に「当日と翌日のスタッフのシフト表」を表示させる機能を実装しようと計画しています。予定だけでなく「今、誰が働いていて、明日は誰が来るのか」が同じ画面で確認できれば、よりスムーズな連携が可能になります。
    こちらは緊急のトラブル対策ではないので、現場のスタッフの意見を聞きながら、少しずつ、確実に作り込んでいくつもりです。


     最後に:これからの目標
    今回の経験を通して、改めて「AIを使いこなす楽しさ」を知ることができました。
    プログラミングのプロではなくても、現場の痛みを知り、AIというパートナーに正しく伝えることができれば、現実は変えられるのだと確信しています。
    私はこれからも、介護×投資×AIの可能性を広げていきたいと考えています。
    そしていつかは、読者の皆様の中で「こんなツールがあればいいな」とふと思ったアイデアを、サッとシステムにして届けられるような……そんな人間になれたらいいな、なんて密かに思っています。